2007年6月29日金曜日

まず、肯定する♪

以前、<クレーム受付コールセンター>とでもいうようなところで、オペレーションの仕事をしていたことがありました。

電話をかけてくる「お客様」は、全員がではありませんが、内容が<クレーム>、苦情ですから、やはり喜怒哀楽でいえば「怒」なわけです。

そこでいろいろな経験をするうちに、ああ、なるほど、と思ったことがあります。

まずは、誰かに、言いたいのです。
聞いてほしいのです。
怒りを鎮めてほしいと思っているのです。
そしてそのあとに、具体的な対応等の話をしたいのです。

自分が、相手の立場に立てば、それはそうです。

同じことを思うに違いない、などと想像するまでもなく、自分の今までの経験を思い出し、記憶をたどれば私も同じことを(無意識に)相手に求めていたのだと、はっとします。

まず、肯定する。
相手が、怒っている自分の気持ちを訴えてきたら、まずは黙って耳をかたむける。
そして相手の気持ちに沿うことをしてみる。
「……そうですか。それは大変お困りでしたね。」
「……そうでしたか。それは大変ご迷惑をおかけしました。」

(そして、現場では、その次にひたすら謝るのですが……(^^;))

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怒っているのが自分でも、同じです。

怒っている自分の心の奥を深く深く見つめてみると、本当のことが見えてはきませんか?
自分は本当はどうしたいのか、どうしたかったのか、本当は何を怒っているのか。
あなたに何かを言おうとしている<小さな声>は、ありませんか?

今のそのままの自分を肯定して、受け入れることができたら、聞こえてくる声なのかもしれません。
心の奥の小さな声は、あなたに否定されるのが怖いのかもしれません。

ほんのかすかにでも聞こえてくるような気がしたら、心の中で声をかけてみて下さい。
「……そうだったの。それは、やっぱりつらかったんだよね。つらいと思っても、よかったんだね。」
「……そうだったの。本当はあの言葉に傷ついていたんだよね」


まず、そのままの今の自分をすべて肯定してみることは、できますか?
怒っている自分を、もっと大きな自分が受け止めているのをイメージして、
まるごと抱きしめてみることは、できますか?


今、どんなにつらくても…。
人生は、なんとか、なります。

「いつかきっといいことがあるよ」なんて、無責任なことは、言いません。
「明けない夜はない」なんて、あなたのこともわからないで、言えません。

でも、人生は、なんとか、なるものです。
心でイメージした<大きなあなた>が、<つらい気持ちのあなた>を
抱きしめることができれば。

そして。
「なんとかなるだろう~♪」と、あなたが心から本気で信じることができれば。





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